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英会話独学術-最短距離で話せるようになる英会話訓練法
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英会話独学術2大勢の人が引っかかるワナ

英会話スクールや、世の中の英語教材など、そのうちの多くが、常に同じ間違いを繰り返しています。

その間違いというのは、

語彙(ごい=ボキャブラリー)を増やし、

英語を話す練習をする

ことで、英語が話せるようになるという考え方です。


英会話のレッスンを想像してみて下さい。

例えば、テーマが「レストランでの食事」だとします。

最初に、肉や野菜、料理などを表現する単語を教えてもらいますよね。

そして、「~をください」とか、「~はありますか?」、「ミディアム(レア)にしてください」などといった表現とその使い方を教えてもらいます。

あとは、ひたすら練習。

そうです。

新しい表現を学ぶことで、語彙(ごい)を増やし、話す練習をして、経験値を高めようとしているのです。

ですが、それは間違いなんです。

勘違いされてしまうことが非常に多いのですが、

英語が口から出てこない原因は、単語や表現を知らないからだ」

と多くの方が考えています。

(だから英会話業界では表現を覚えさせて練習させるのです。)

しかし、本質はそうではありません。

もっと基本的なレベルで、基礎単語と文法の2つに弱いから、英語が口から出てこないのです。

どういうことなのか、これから詳しくご説明します。


あなたは、英語で日常会話をするのに、どのくらいの単語数が必要だかご存じですか?

5,000語?
10,000語?

いえいえ。

たったの2,000語です。

2,000単語知っていれば、日常会話の90%がカバーできるのです。

90%などと欲張りを言わず、80%でよいのであれば、1,000語で足ります。

さらに、70%であれば、なんとたったの500語で大丈夫なのです。

あなたは既に中学校で英語の勉強を3年間していますよね。

それだけで、すでに1200個もの単語を知っている筈です。

ということは、英語の日常会話の80%以上は知っている単語なのです。

高校を卒業されたのであれば、2,000単語どころではありません。

3,000~4,000単語は習っています。

日常会話英語の90%以上をゆうに理解できるだけの単語を既に知っているのです。

話せないからと言って、あたらしい表現を覚えようとすることは、まるで重箱の隅をつつくかのように、使わない言葉マニアの道を進むことに他なりません。

しかしですね、要注意のポイントがあります。

「知っている」という言葉がクセモノなのです。

例えば、「中学を卒業しているから1,200単語は知っています」と言ったときに、単語の存在と、その訳語(例:makeは「作る」)は知っていても、その意味の広がりと、その実際の使われ方は知らないのです。

例えば make という単語や、関連する表現を、無機的に訳語を対応させる形で、
・make は「作る」
・make up は「化粧をする」「埋め合わせをする」
・make out は「理解する」
・make it で「うまくやる」「間に合う」
などのように、1つ1つを別の表現として、わざわざ暗記してしまっているのです。

あなたは「単語がなかなか覚えられない」とか「単語を覚えてもすぐに忘れてしまう」などとお感じになったことはありませんか?

単語が覚えるのが苦手だと思っている人は、覚える必要のないことまで暗記しようとします。

make に限らず、英語の単語は意味が実は非常に広いのですが、その意味の広がりの感覚をきちんと体で理解すれば、覚えるべきことは圧倒的に少なくなります。

訳語を覚えるのではなく、英語を感覚で捉えるべきなのです。

そうすれば「無機的な暗記」をする必要がなくなりますので、単語帳を何度も何度もめくったり、単語をひたすら紙に書いて暗記するなどといった、つまらない勉強から解放されるのです。

文法についても同じようなことが言えます。例えば・・・

五文型

五文型という言葉(つまり5種類の文型があること)はご存知ですよね。

また、英文法に少し自信がおありなら、英文を見て「これはSVOだ」などのように、どの文型かを判断できるでしょう。

でも・・・

どういう時に、どの文型を使うかを知っていますか?

また、それぞれの文型をネイティブがどのような感覚で使っているかを知っていますか?

時制

現在形に過去形、進行形や完了形などなどありますよね。

例えば"He was being stupid."という文を見て、「過去進行形」だということが判断できたとしても、"He was stupid."と過去形で言うのとは何が違うのでしょうか?

進行形はいつ、どのように使えばよいのでしょうか?

「知っている」ということの曖昧(あいまい)さが、おわかり頂けましたでしょうか。

従来のやり方で身につけた単語の知識も、文法の知識も、
英語を理解する」ためには、まあまあ役に立つかも知れませんが、
英語を運用する」ためには不十分極まりないのです。

学校で学んだ英文法などの知識は、英語を読むときの文法でしかありません。

英語を自分で使うときに役立つような、実用的な知識ではないのです。

『言葉を使う』ためのルール、それが本当の意味での『文法』なのです。

もし、単に単語を並べただけのカタコトで満足だと仰るのであれば、本当の英文法は必要ないでしょう。

ですが、あなたが・・・

借り物の言葉ではなく、「自分の言葉」として英語を話したい
照れ笑いでごまかすのではなく、自分の感情を言葉で相手に伝えたい
起こった出来事について英語で描写して人に説明できるようになりたい
とお考えなのであれば、言葉の使うためのルールをきちんと押さえておかなければ、
一生英語をやったところで、満足のゆく表現力はつかないのです。


あなたが今までずっと、暗記による英語学習をされてきたのであれば、今私ロイがお伝えしていることは難しそうに思えるかもしれません。

「make の意味の広がりと、その使い方を理解するなんて大変そう。。。」
「文型の使い分けなんて、複雑そう・・・」
「また新しいことを勉強しないといけないの・・・?」

今まであなたが取ってきたやり方とは、全く違う方法ですので、そうお感じになるのも無理はありません。

ですが、忘れてはいけない事実が1つあります。

それは、英語をペラペラ話せる小学生が、アメリカやイギリスなど、海外には腐るほどいるんです。

つまり、子供でも理解できるくらい、分かりやすいことなんですよ。

これはですね、実際に体感していただければ、すぐに納得していただけると思います。

例を挙げるとするならば・・・そうですね、have なんていかがでしょうか。

have は難しいと思われがちな単語ですが、その意味は「持っている」ではありません。

「周り(近く)に存在する」という漠然としたレベルで捉えてください。

そうすると、例えば
"I have a car." ⇒ 1台の車が周りに存在する ⇒ 車を持っている
"I have two children." ⇒ 2人の子供が周りに存在する ⇒ 子供が2人いる
"I had a hamburger for lunch." ⇒ 昼食としてハンバーガーが周りに存在した ⇒ハンバーガーを食べた
"Have you ever been to London?" ⇒ 「ロンドンにいる」という過去が周りに存在するか? ⇒ ロンドンに行ったことがあるか?
などのように、ずっと理解しやすくなるのです。

これが『英会話の理学療法』です。

英語が話せるようになるために、あなたに必要なものは、以下の2つです。

(1)英会話で必要度の高い基礎単語を実際に使えること。
(2)単語をつなげて文にするための英文法。

これらは、どんなやり方で英語を勉強したとしても、あなたが英語を話せるために絶対に身につけないといけないスキルです。

どんな英語教材を使おうとも、英会話スクールの講師がネイティブだろうと日本人だろうと、1ミリたりとも変わることのない本質です。

あなたは、これらのスキルを1つ1つ、順番に身に付けたくはありませんか?

そして、その結果として、口から自然と言葉が出てくるという形で、英語が話せるようになりたくはありませんか?

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